テレビってやっぱり子供に悪影響なの!?

幼児教育

テレビって本当に便利ですよね~、家事とかやっていて手が離せない時は、子供にテレビを見させておくと、大人しくしてくれますもんね。

ただ一方で、テレビの見せすぎはよくないって聞いたりするもするので、どれくらいだったらいいの?本当に良くないの?どんな悪影響があるの?と、実際はどうなのかよく分からないくて・・・モヤモヤした不安な気持ちが残るんですよね~

はい、Pパパのことです。笑 

特に朝とかバタバタしてて、妻がPちゃんの面倒を見てくれている時など、朝ご飯を作る際にはPちゃんにテレビを見させていると、大人しくしているんですよね。教育テレビだとなおさらです。

Pパパなんて、土日にPちゃんの面倒を見てても、ボケーッといつもの癖でテレビをつけっぱなしにしてる時もあるのですが、あれ?これっていいんだっけ?と、なんとなくモヤモヤしつつ、でも長年の習慣でテレビつけっぱなしが染みついているので、テレビ消すのも気が進まなくて、結局、テレビつけっぱなし&ちょっとモヤモヤという日々が続いておりました。笑💦

そんな時、以下の「科学的に正しい子育て」に、東大医学部卒・赤ちゃん睡眠コンサルタントもされている著者の森田麻里子先生が、比較的新しい医学的・科学的根拠を元に、テレビの子供への影響を紹介しれくれていて、目から鱗でした!

本書は子育てに関する一つ一つの悩みや疑問に関して、科学的根拠を基に客観性を持って「科学的に正しい子育て」を紹介してくれていたので、大変参考になりました!!

今回の記事では、本書を基に、Pパパと同じように子どものテレビ視聴に関してモヤっとしている人に向けて書いてきたいと思います!是非、ご参考にしてください!!

子供にとってテレビや動画は悪である!?

ちょっと驚きだったのですが、本書ではまず「テレビは悪」の否定から入ります!

ご紹介されていた研究をご紹介すると!

テレビを見ることで語彙力がアップ!?

アメリカの研究者たちは、1994年から2000年にかけて5~7歳の子どもを調査した結果を発表しています。それによると、6~7歳時点での読解力・語彙力テストや短期記憶のスコアは、3歳未満の時にテレビを見ていた時間が多ければ多いほどわずかに低下していましたが、語彙力については、3~5歳時点でのテレビ視聴時間が多いほど、わずかに上昇していました。

(出典)Zimmerman FJ, Christakis DA. Children’ s television viewing and cognitive outcomes: a longitudinal analysis of national data. Arch Pediatr Adolesc Med. 2005 Jul; 159 (7): 619– 25.

テレビを見ることで成績もアップ!?

3歳~10代のときにセサミストリートなどの教育番組を見ていると、男の子は高校の成績がよくなるという研究もあります。

(出典)Anderson DR, Huston AC, Schmitt KL, Linebarger DL, Wright JC. Early childhood television viewing and adolescent behavior: the recontact study. Monogr Soc Res Child Dev. 2001; 66 (1): I– VIII, 1– 147.

つまり、何が言いたいかと言うと!

テレビ視聴は全てが悪という訳ではなく、教育的な良いコンテンツのものであれば、語彙力等があがると言った、むしろテレビ視聴した方が良い面もあるということです!

あれ?じゃテレビは沢山見せた方がいいの!?

但し!ここで重要になってくるのが、子供がテレビの中身を理解するのはいつくらいからか?と言う点です。

ここでまた、本書で紹介されていた研究を引用させていただくと!

2~3歳以下はテレビの意味が分かっていない!?

年齢によってテレビの影響に違いがあるのは、子どもたちの理解力が異なるからだと考えられています。実は、子どもがテレビ番組の意味をきちんと理解できるのは、2~3歳以降といわれているのです。

(出典)Anderson DR, Subrahmanyam K, Cognitive Impacts of Digital Media W. Digital Screen Media and Cognitive Development. Pediatrics. 2017 Nov; 140 (Suppl 2): S 57– S 61.

その他の研究などを踏まえても、2~3歳以下の子供はテレビの中身・意味は理解できていないということが言われているんですね!

確かに、Pちゃんはお母さんと一緒を見て、キャッキャッ言っておりますが、意味は分かっていなさそうです💦笑

このため、まだ小さくてテレビの内容・中身を理解できていない子供にとっては、テレビを視聴させるメリットはあまりない、と考えてよいのかと思います!

小さい子供にとっては、やっぱりテレビは悪影響・マイナスなの?

次にテレビの悪影響・マイナスな面について、見ていきたいと思います。

テレビ視聴により、子供遊びが見ていない時に比べて5%程度減る、と言うことが分かっているようです。

1歳の子17人、2歳の子16人、3歳の子17人を集め、一時間おもちゃで遊んでもらいました。そのうち30分は、お部屋のテレビをつけておき、残り30分は消しておきました。すると、子どもたちがテレビを見るのは6分間に2~10回程度、テレビを3秒以上見ていたのはそのうち30パーセントで、ずっとテレビを見ているわけではありませんでした。テレビをつけた状態だと、おもちゃで遊ぶ時間は5パーセント減少し、集中して遊ぶ時間も減少していたことが分かりましたが、おもちゃを別のもにに見立てたり、おままごとのようなロールプレイを含んだりするような複雑な遊びの時間は、テレビがついているかどうかでハッキリした差がありませんでした。

(出典)Schmidt ME, Pempek TA, Kirkorian HL, Lund AF, Anderson DR. The effects of background television on the toy play behavior of very young children. Child development. 2008 Jul-Aug; 79(4):1137-51

一方で、集中力が必要な複雑な遊びには影響はあまりない、ということも分かっています。

意外に本書で紹介されているテレビによる悪影響・マイナス面はこの点のみでした!

著書のモリマリ先生はテレビなどに出たことはあるかもしれませんが、テレビは収入源ではないでしょうし、利権は絡んでいないと思うので、、、笑 フラットな立場でテレビに関連する科学的根拠を調べても、明確に良くない!と言えるのは上記の点くらいなのかなと思います。

つまり、テレビ視聴によるマイナス面は遊び等の他の活動が約5%減ってしまうということなんですね。

それだけ聞くと、そこまで大きな影響はないよな気もしますが、塵も積もれば山となる(チリツモ)で、短い時間であればあまり影響はないかもしれませんが、例えばテレビをつをけっぱなしにしていたりすると、少しずつ大事な遊びの時間が減ってしまう点は要注意かなと思いました!

4時間とか8時間とか、平気でテレビを見せっぱなしにしてしまう家庭も一定の割合あるようなので、仮に8時間見せっぱなしにすると、×5%で約30分、テレビを見ない子と比べると遊ぶ時間が減ってしまいます。1日だけならまだ良いかもしれませんが、毎日続いたら、やっぱり子供にはよくないですよね。

テレビは子供にとって悪なのか!?~結論編~

ということで、ここまで本書を基にテレビの影響を見てきましたが!

Pパパなりに結論をまとめると以下のようになりました!

  • 教育的に良いコンテンツであれば、テレビを見せることによるメリットもある!但し、2~3以下の子供は理解力がまだ十分でないため、テレビの内容・意味を理解することが難しいので、テレビを見せることによるメリットは享受できない
  • テレビによるマイナス影響として、約5%遊び時間が減ってしまう。短い時間であればそれほど大きな影響はないが、長時間のつけっぱなしなど、チリツモには要注意!

このため、よく言われるように、2歳児以下にテレビを見せること自体はメリットはないので、見せない方が良い!ということにはなりますが、一方で、家事などでどうしても手を離せない時ってありますよね。

そんな時は、テレビは少し見せたからと言ってすぐに子供に大きな悪影響を与えるという性質のものではないため、「ウチはテレビは絶対見せない!」と固執するのではなく、うまくテレビを使っていくのが大事なのかなと思いました!

かたくなにテレビを避けて、結果、子供と遊ぶ時間が減ったり、ママ・パパの元気がなかったり、ストレスを抱えてしまうくらいだったら、結局、子供にとってはよくないので。

テレビのつけっぱなしによるチリツモには注意して、短い時間でテレビを効率的に使うと言うのが、一番良いのかなと思いす!

以上、テレビってやっぱり子供に悪影響なの!?でした!

最期まで読んでいただき有難う御座います。

では!また!!

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