鉄を制する者は離乳食を制す!?鉄あげてますか?

幼児教育

今回も引き続き離乳食について、書いていきたいと思います!

ネットや雑誌なんかを読んで、離乳食を始める順番として、私も最初に持っていたイメージは、はじめは10倍がゆなどのおかゆ、その次に野菜をすり潰したやつ色々、段々その種類が増えてきたら、少しずつ、たんぱく質(お豆腐やシラスをすり潰したもの)をあげていくと言う感じでした!

ただ、今回ご紹介する本を読んで、離乳食初期に一番必要はなのは「鉄」とのこと!!

鉄!?と聞いて、ピーンと来る人もいれば、鉄ってもっと後にならないとあげられなくない!?ほうれん草あげろってこと??と思う方もいるかと思いますが、今回の記事で、離乳食初期の「鉄」の大切さ、どうやって離乳食に取り入れていったらいいか、についてご紹介できればと思います!!

今回の記事では、以下のような方のご参考になればと思っています!

  • これから始める離乳食ようと思っている方
  • 今、離乳食を頑張っているけど辛い方
  • 離乳食で栄養が足りているか気になっている方
  • 離乳食をあげてみたいなと思っているパパ 等々

それでは早速見ていきましょう!

参考図書「小児科医のママが教える離乳食は作らなくてもいいんです。」

前回に引き続き参考書籍はこちらです!こちらの著者は、小児科医のお医者さんで、大学院で栄養と子どもの発達との関係について研究された方なんですが、アメリカで子育てをした際に、買う離乳食の素晴らしさを知って、簡単で、安全で、栄養バランスの良くて、更に家族の笑顔が増える買う離乳食の良さを読者に大変分かりやすくご紹介してくれています!とっても読みやすいです!

また本書では、なぜ買う離乳食がいいのか!?という点と、日本版の離乳食ではこうした問題点があるので注意しましょう!と紹介されていて、今回の記事はどちらかと言うと、後者に関することになりますので、買う離乳食の良さについては、以下の前回の記事を参考にしてみて下さい(*´з`)

離乳食は作らなくて良いんです!と言うか、作らない方が良いんです!? | Pぱぱブログ (pchanpapa.com)

そもそも何時から離乳食を始めたらいいの!?

離乳食っていつから始めたらいいんじゃ?

離乳食の話になるといつもこの話に。。。笑

離乳食の開始時期は、
  • 首がしっかり座る
  • よだれがよく出る
  • スプーンを口に持って行っても舌で押し返すことが少なくなる
  • 周りの大人が何か食べていると口を動かしてみたり手を伸ばしたりする 等々

と言うことを聞いたことがあるかもしれません!(Pぱぱも別の本を参考にして離乳食について書いた時、似たようなことを書いていました💦)

実は、それよりも大事なのは、生後6ヶ月からは母乳だけでは栄養が足りなくなる時期なので栄養を補うために離乳食を始めるということなんですね!!
つまり、上記の離乳食を始める兆候が出始めたら、、、と言うわけではなくて、少なくとも生後6か月になる前には離乳食を始める必要がある!ということです(だからといって生後2、3ヶ月から始める必要はありません!その時期の子供は、まだ口の発達が伴っていないことが多く、母乳やミルクは飲めても、離乳食のようなべったりした形状のものはまだ飲み込むことができません。また消化機能も未発達なため早すぎる離乳食はお勧めできないとのこと)
また、特に不足しがちな栄養は、全世界共通でエネルギー、鉄、亜鉛、ビタミンa、 そしてビタミン Dとのことです!
中でも、著者が声高に、とにかくこれだけでも良いからしっかり摂取してほしい大事な栄養素と言っているのは「鉄」です!!
大げさなようですが、鉄を制する者は、育児を制すると言っても良い位に成長に欠かせない大事な栄養素とのことでした!

鉄を制する者は、育児を制する!?なぜ鉄が大事なの??

まず、鉄の役割についてです!
私なりにかみ砕いて書いていますが、
血液中に赤血球というものがあります。その赤血球の構成成分のヘモグロビンが、血液中に酸素を取り入れ体の各組織に運んでいます。このヘモグロビンは鉄によって作られているため、鉄が不足すると体中に酸素が送れない状態(貧血)になります。つまり、酸欠状態になってしまうということです。
この状態が続くと、、、
  • 体が小さい
  • グズグズする
  • ギャン泣きする
  • じっと大人しくしていられずに動き回っている
  • 言葉が遅い
  • 小さい物を掴むのが下手 等

という症状が起こってしまうそうです。(お子さんがいつも機嫌が悪い原因は鉄不足かもしれません!?)

また更に怖いのは、この状態に長くさらされることによって、学童期になってからも学習能力が低くなってしまうことがあると言うことです。

生きていくために必要なことを沢山、学ぶ時期(学童期₌小学校の期間)にも影響を及ぼす可能性があるということは、下手したら、子供の一生に影響を与えてしまう可能性もある、と言うことですよね(>_<)

生まれた時は、お母さんからもらった貯蔵鉄を十分に蓄えてから誕生します。
この貯蔵鉄は、6ヶ月を過ぎる頃にはほぼ使い切ってしまうということです。
また、いったん鉄分がなくなってしまった状態から鉄を補充し始めても、鉄はなかなか増えないということです。
鉄を積極的に摂取したとしても、満足に補充されるまでには、3ヶ月ほどかかります。そのため、鉄をしっかり与えてあげないと、子どもの発達にとても重要である時期の6ヶ月から1才まで、鉄が不足した状態で過ごさないといけなくなります
以下は、本書にあった鉄不足を説明してくれる表です!ちょっと見にくいですが、ご参考まで!!
●鉄の必要量と母乳から得られる量、及び出生時の貯蔵鉄の量

上の図を見ると、3~5か月までは貯蔵鉄で必要量をカバーできてますが、6~8か月になると、貯蔵鉄だけでは全くたりていなくなっていることが分かります。母乳から得られる鉄は、必要量に比べると微々たるものなんですね。

こちらもご参考まで、必要な栄養素は、母乳でどの程度カバーできているかの表です。

●月齢12~23ヶ月児の1日に必要なエネルギー・タンパク質・鉄・ビタミンAを母乳から得られる比率

Pぱぱもこの本を読んで、鉄めっちゃ大事!!なんで誰も教えてくれなかったの!?と驚ろいたのですが、

実は、日本では2019年に十数年ぶりに改訂された厚労省の「授乳と離乳の支援ガイド」でやっと母乳育児の場合の生後6ヶ月からの鉄欠乏の危険性について記載されるようになったとのことです。
海外では、以前から鉄摂取の重大性が知られていて、積極的に鉄を取るよう指導しています。鉄の摂取は子どもの発達に欠かせないという研究結果がすでにたくさん報告されているからとのことでした。
離乳食開始から鉄を含むものを食べさせましょう!という指導は、各国でされており、生後9ヶ月まで鉄の指導していなかった国は日本だけと言っても過言ではないとのこと。。。
だから、鉄は離乳食を始めるにあたって一番気を付けないといけないことかもしれなかったのに、あまり日本では知られていなかったんですね。。。この点は、とても怖いなと思いました。。。
そのため、少し前の離乳食情報や書籍を参考にしていると、鉄の重要性は説明されていないと言う可能性がありますので要注意です!!
 
ここまでの内容で、母乳にもミルクにも鉄は含まれていますがそれだけでは全く足りない!!そのため少なくとも生後6ヶ月から鉄を含んだ離乳食を食べることが必要とご理解いただけたかと思います。
一方、離乳食初期の子供は、たくさんの量が食べられないため、吸収率の高いもので効率よく鉄をとる方法をお勧めしますが、ただ赤身の肉類レバーマグロやカツオなどの魚を、手作りの離乳食で食べさせるには、衛生面に細心の気配りをしないといけませんし、頑張って調理しても、ぼそぼそした食感になりがちなのでなかなか食べてもらえないと言う問題点があります💦
そこで、この点からも、オススメなのが鉄が含まれる市販の離乳食を使うことです!!
最期に、本書で紹介されている鉄の買う離乳食について、ご紹介致します!

海外でもやっぱりお米!鉄も摂れる「ライスシリアル」

鉄を含む離乳食は色々出ているそうですが、日本ではまだまだ、鉄を多く含む買う離乳食は「生後9か月以降~」となっているので、個人的には、離乳食初期からあげるには、ちょっとハードルが高いかなと思いました💦
そこで、この書籍の中でもおすすめされている「ライスシリアル」が一番いいなと思いました!
海外でよく見られるお粥は、お米を炊いたものではなく、お米を粉状にしたものでライスシリアルと表記されています。
このライスシリアルには、鉄だけでなく、脳の発達や記憶力集中力を高めるうえで重要な DHA や腸内環境を整えるプロバイオティクスが含まれているものまであるとのこと!
こちらは欧米では、初めの離乳食として、ド定番のものとのことで、シリアルベビーフードで検索すると色々売られています。
また買う離乳食のメリットでもありますが、シリアルの使い方はいたって簡単で、粉上のシリアルに母乳か、その時使っているミルクを足して混ぜるだけです!!な、なんと(; ・`д・´)
1回量15グラムで、1日に必要な鉄分の45%を摂取することができます!なので、2回あげれば1日に必要な鉄はほぼ満たされますね。
これらを考えると、離乳食を開始したら、まずこのライスシリアルを食べさせ、日本の離乳食と併用することがベストだと思います。この方法なら鉄が途切れることなく補充され続けます!!
ライスシリアル自体、味は若干質素な感じですが、Pぱぱ家では大量の10倍粥を作ってしまっていたので、10倍粥にこのライスシリアルを入れて、そこにちょっとミルクを混ぜて、トロトロになったものをPちゃんにあげていますが、嫌がることなく、ぱくぱく食べてくれます!
代表的なものを以下に貼っておきますが、お米だけでなく、雑穀米を使用したもの、麦を使用しているもの等、種類は色々出ています!

最期に、、、

離乳食に関して、これまで2冊を読んできましたが、今回の書籍に書いてあった鉄に関して、むしろこの点を1番にお伝えしてくれない他の離乳食本はどうなんだろう??と思いました(´・ω・)
親になって思いますが、もちろん子供には+αになる部分を沢山提供したいと思いますが、それよりもまずは、子供にとって最低限必要なことをしっかりやってあげるということを気を付けたいなと思っています。
今回、この本を通して、離乳食の大切なポイントを知ることが出来て、大変良かったと思いました。
 
またPぱぱは、この著者の言っている「子育ては楽に、楽しく、安全に」というモットーに大変共感しました!
正直、離乳食はライスシリアルとCoopデリで全て、カバーできるのでは!?と思いましたが、奥さんが隣でニンジンを擦ってくれているので、そんなことはちょっとしか言いません(笑)
最後まで読んでいただき有難う御座います!
では!また!!

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