教科書も宿題もない!?アメリカのエリート教育「レスポンシブ・クラスルーム」とは!?

幼児教育

ルワンダに来てまだ若干の時差ボケを覚えつつ、相も変わらず、最近読んだ幼児教育関連の記事を書いていきたいと思います!眠い。。

ちなみに昨日はルワンダの首都キガリにある「ジェノサイド・メモリアル」に行ってみました。ルワンダでは1994年にわずか100日のあいだに100万人以上が虐殺されるという大規模なジェノサイドが起きました。まだ30年もたっていない出来事なのでPパパと同世代上の方が経験した出来事となりますが、ルワンダを知る上では欠かせないものであるものの、なかなかにハードな場所でした。

ルワンダの方はこういう過去を持ちながら、普段とても親切に明るくされていて「奥の深い」人達だなと。ルワンダにいる間に少しでも彼らの「奥深さ」を知れたらなと思います。

こちらはジェノサイドを扱った「ホテル・ルワンダ」と言う映画です。Pパパも赴任前に見てきました。

レスポンシブ・クラスルームとは!?

欧米の大学ってこんなイメージ

ということで、いきなりですが、

「レスポンシブ・クラスルーム」という教育法は聞いたことがあるでしょうか?

Pパパは全く知りませんでしたし、ちょっとした衝撃でした。

なにせ、教科書や宿題を一切使わない教育法らしいのです。。

以下の著書『「非認知能力」の育て方 心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』の著者ボーク重子さんの娘さんが通うアメリカのボーヴォワールと言う学校で採用している教育法で学力も非認知能力も伸ばしゃちゃおう!と言うなかなか欲張りな教育法とのこと。

このレスポンシブ・クラスルームを取り入れている学校では「教える」ではなく「自分で学ばせる」を教育の基本としており、教科書を使わず、また宿題も一切出ないということで、個人的には「新手の詐欺かな」とちょっと引きました。

先生から一方的に授業を教わるのではなく、お手本を見て自分たちで体験し、お互いに話し合うことで方法や答えを発見していきます。子どもたちはゆっくりと時間をかけ、「自分の頭で考えて、問題を解決する手法」を学んでいくのです。子どもたちが学校で過ごす様子は、勉強しに来ているという感じではありませんでした。そう、まるで遊びに来ているという感じなのです。

「非認知能力」の育て方 心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育より引用

「遊びですか。まぁ幼いうちならねぇ~」という感じですが、

日本でいう幼稚園から小学校3年生くらいまでの幼い期間に時間をかけて、自分の頭で考え、自分の意見を人前で発表し、自力で問題を解決するという練習をすることで、結果的にこの学校の卒業生の多くは全米でもトップクラスの大学に行くのだそうです。

著書のボーク重子さんの娘さんのスカイさんも、こちらの学校で学び「全米最優秀女子高生コンクール」で優勝し、かの有名なコロンビア大学に行かれたそうです。

更にスカイさんのエピソードで「それもこの学校で学んだお陰なの!?」と驚かされた部分は、スカイさんはバレエ(踊る方)が大好きで、幼い頃から大人になってもバレエを続けたい!と言う気持ちがあったそうです。だた現実問題、好きなことで食べていくのは簡単ではなく、特にバレエのプロは本当に一握り。。。と言うことで、スカイさんはどうやったら大人になってからもバレエを続けられるだろう?を自ら考え、良い高校、良い大学を卒業してしっかり稼げるような仕事を得る必要がある!と決めて、進学校の勉強と厳しいバレエのレッスンの両立をしていたそうです。

偉すぎ。。

非認知能力を高めれば、学力も自然と高くなる!?

これは欧米の学校のロッカーのイメージ。本物見たことないけど。

ここで面白いなと思ったのは、先ほどのレスポンシブル・クラスルームを取り入れているボーヴォワール校では、非認知能力を伸ばすのに最も効果的と言われる10歳までの間に最大限注力することで、結果的に学力向上も実現でき、更には子どもたちの精神状態の安定や学習意欲、また社会への参加意識が高まるなど、さまざまな効果がでていることです。

つまり、非認知能力を高めれば学力も(その他のことも)自然と後からついてくると言った感じでしょうか。

Pパパの地元は田舎なので小学生の頃から塾に通っているような子供はほとんどいませんでしたが、たいてい頭が良い・成績の良い子供は勉強以外のスポーツや遊びもできて、人間関係も良い感じにできてしまう優等生タイプが多かったな~と言う印象です。

勉強だけ出来て、他はスポーツも遊びも全くダメと言う人はいなかったかも。。

こうした優等生タイプの子供ももしかしたら、勉強が出来たから→結果的に勉強以外の面も優れていたのではなく、非認知能力が高かったから→勉強もできて、勉強以外もよく出来たということなんですかね。

そういった観点から、非認知能力に着目して「レスポンシブ・クラスルーム」と取り入れているアメリカの学校はとても魅力的だなと思いました!またこうした学校は近年アメリカだけでなく、英国、中国、インドなどのインターナショナルスクールに導入されているようです。

但し、日本はまだない!!

おや、これはひょっとして、Pパパの保育園の出番か・・・と思いましたが、もうちょっとよく調べてみたいと思います。笑💦

最近、私の周りでも非認知能力についてよく知られているような気がしますし、幼い頃から詰込みの教育よりは、まだ小さい頃はゆっくり時間をかけて自分で考える力を身に付けて非認知能力を伸ばしていって、結果的に学力も後から付いてくる!という教育法は多くの方に共感いただけると思うので、本当に日本でもレスポンシブ・クラスルームを実践している保育園、幼稚園、学校があればいいですよね。

日本でそうした学校を実現するには、まずはアメリカの大学院等でその辺りの専門を学んで、、、とかですかね。ありですね。

もし、詳しい方がいれば是非教えていただきたいですが、自分でも探してみようと思います!

アメリカのエリート教育!?「レスポンシブ・クラスルーム」について、でした。

最後まで読んでいただきたありがとうございます!

では!また!!

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