思いやりは「共感」から生まれる。「共感」は「模倣」生まれる!?

幼児教育

今回も「思いやりを持った子供になって欲しいけど、どうしたらいいの?」と言う疑問について、参考になりそうな内容があったので、ご紹介していきたいと思います!!

今回の記事も以下のような、疑問やお悩みを持っている方の参考になれば幸いです

  • 自分の子供には思いやりのある子供になって欲しいと思っている方
  • 思いやりって身に付けられるものなの?その子の個性じゃないの?と思っている方
  • そもそも思いやりの気持ちってなんでしたっけ?と人生にお悩みの方 

それでは早速、見ていきましょう!

参考書籍 子供の「脳」は肌にある 山口創

今回の参考図書も、山口創さんの子供の「脳」は肌にあるからです!

本書は何度か記事の参考させていただいておりますが、幼いころの子供へのスキンシップの大切さを科学的にも丁寧に紹介してくれていて、今のところPぱぱ的にはPちゃんとの接し方に関して、バイブル的存在になっています。

幼児教育や語りかけ育児など色々とありますが、やっぱりスキンシップって大事なのねと言うこと改めて理解させてくれる内容となっています!!

何か聞いたことがある!「顔のフィードバック仮説」

この記事のタイトルに既に書かれていますが、本書では思いやりは「共感」から生まれる、そして「共感」は「模倣」から生まれると結論付けられています

 

ただ「模倣」って聞いてもあまりピンときませんよね。(「模倣」と聞くと宮部みゆきの「模倣犯」が真っ先に思いついてしまう人は私以外にもいるはずです。映画にもなりましたよね。笑)

 

簡単に言うと「真似をする」と言うことですが、実は思いやりは「真似をする」ことから始まるんだ!と本書では紹介さています

 

ますます分からなくなってきた人もいるかもしれませんが💦

これは「顔のフィードバック仮説」から考えてみると分かりやすいと思います!

 

こちらは有名なので聞いたことがある人もいるかと思いますが、人はさまざまな感情を感じたときに、その感情特有の表情を顔に表出します。そうした表情を表出させることにより、その感情を感じる強さがさらに強まる、という説です。

 

「辛いときこそ笑顔で!」などは一度は聞いたことがあるかと思いますが、気持ちが全然晴れない時でも、無理やりに笑顔を作ることで、表情から感情を変えることができると言うような考えで、これは複数の研究でその効果が証明されていると言われています。

 

確かに、( ̄∇ ̄;)ハッハッハと無理やりにでも笑ってみると、なぜか自然と楽しくなってくることってありますよね!(私だけじゃないはず💦笑)

 

この考えを基に、本書では「共感」「模倣」が生まれるメカニズムを以下のように分析しています。

(A) モデルが感情を感じる
(B) モデルが感情を表出する
(C) 私がモデルと同じ表情をする(無意図的)
(D) 私がモデルと同じ感情を体験する。
 
図で表すと以下の感じです。
モデルの人が悲しい顔をしているのを見て、「私」はまず表情でモデルの人の悲しい顔を真似をして(模倣して)、そして、気持ち・感情が悲しくなる(共感する)と言うことです。
 
つまり、共感や思いやりというのは、頭で考えて相手の感情を想像するのではなく、まず相手の表情や動作を無意識に模倣することで、共感や思いやりが生まれるという考え方なんですね(; ・`д・´)
 
そのため、本書ではこの考え方をベースに、思いやりのある行動をとれるようになるには、いかに「模倣」できるかと言うことが大事と紹介されていました!
 

「模倣力」は実はみんなに備わっている!?

 

この記事では模倣する力を「模倣力」と呼ばせていただきますが(これはPぱぱが勝手につけました💦笑)、これまで見てきたように共感をするには模倣することが大事なんだ~と少し理解してくれた方もいるかもしれませんが、実はこの模倣力は全ての人に備わっている能力らしく、更に、幼いころから無意識的に行われている、ということなんですね(; ・`д・´)
 
以下、本書の例が面白かったので紹介させていただきます!
B 君(生後6ヶ月)は大人が差し出した半割のレモンに口をつけて大変酸っぱそうな顔をした。その後5分くらいして、大人が戯れにレモンを美味しいよと普通の顔で口にして見せた時、 B 君はまるで自分がまたそのレモンを食べたかのようにたまらなく酸っぱそうにしたのである。」
 
そうなんです!B君は生後6ヶ月にもかかわらず、大人がレモンを口にしたのを見たとき、 B 君の体はつい自分がそれと同じ行動した時の反応してしまったわけです。自分がさっき口にしてみて恐ろしく酸っぱかったものを相手が口にして見せたのを見て、自分の思いを相手に重ねてしまう、あるいは相手が感じているはずの感覚が自分の体に、無意識に沁み通ってきてしまったんですね。
 
生後6か月の子供がこうした模倣を無意識的にしていることに驚きですが、こうして子供は様々な「模倣」を通して、色んな感情を学ぶようにできていると言うことでした(´・ω・)
 
お、おもしろいー!!
 
但し、問題はここからです!!
 
このように、幼いころには全ての子供が無意識的に身についている「模倣力」「共感力」なんですが、これは成長するにつれて、模倣をしやすい人と、そうでない人が出てきてしまうそうなんです💦
 
そのため、それによって共感できるか人になるか、思いやりが持てる人になるかと言う差がでてきてしまうとのこと。。。
 
それでは、その違いがなぜおこるのか!?この理由を知ること、そしてその対策を取ることが大事になってくると思いますが、それについては、次回の記事で見ていきたいと思います(; ・`д・´)
 
最期まで読んでいただき有難う御座います!
では、また!

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