〈モンテッソーリ教育〉自立した子供になるには?編

幼児教育

こんにちは!

今回もモンテッソーリ教育から相良敦子さんの「お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる」を参考に子供の自立についてみていきたいと思います。

以下の悩みや疑問を持っている方の参考になればと思います!

  • 周りの意見に流されず自分で考えて行動するような自立した人になって欲しい
  • でも何をしてあげればよいのか分からない
  • 子供に家事をやらせたいと思っているけど、子供へのメリットが分からない 等

子供には将来的に自立した人になってもらいたい!と思うものの、そのためにこんな幼いころから何かする必要があるの?と初めは私も思いましたが、

こうした「非認知能力」と言うのは、就学前などの幼い時期に形成されるものが多く、この時期に形成された考え方や行動パターンが大人になってからも影響すると言うものです。

アメリカの経済学者であるヘックマンの「幼児教育の経済学」などで、そうした考えは広く普及しておりますが、こちらはまた別の記事でも紹介できればと思います。

と言うことで、モンテッソーリ教育で提唱されている子供の自立を促す環境や子供への大人の接し方について、具体的に見ていきましょう~

モンテッソーリ教育の自立するためのステップ

モンテッソーリ教育では、以下の4つのステップを通して、深い充実感や自信を味わうと言う経験を繰り返すことで、人に依存せず、自分で決めたり、選んだりできる人になると言われています!

  1. 自分から自由にかかわる
  2. かかわったことを続けてする
  3. 続けてするうちに全人格的かかわりになる
  4. かかわり抜いて「やった!」「わかった!」などの実感で終了する

ポイントは子供が夢中でしていることの邪魔をしないこと、子供が夢中で学べるような環境を整えてあげること、学びをサポートしてあげることかなと思います

手遊びでもなんでも、子供が自発的にすること、それは大人にとっては思いがけず、突拍子もないことかもしませんが、それらを「今は何の敏感期かな?」「何を学んでいるのかな?」と見守ってあげることが、子供が上記の①~④を多く経験する環境を作ってあげることにつながり、子供の自立にもつながると言うことでした

言うは易しで、例えば、子供が夢中になって和室の障子を破っているのを見かけた場合(なぜか子供って障子を破きたがりますよね?私もそうでした(;’∀’))、すぐに「ダメ!何してるの!」と叱るのではなく、「もしかしたらこれは指先を使って何かを破くと言う感覚を磨くための敏感期なのかもしれない?」「繊細な指の動きを学んでいるのかもしれない!?」と考え、

子供が満足いくまで障子を破り続けさせてあげると。。。

極端に言うとこういうことなんだと思いますが、、、

実際にはかなり難しいと思いますので💦少しでもそうした事が出来る環境を整えてあげたり、すぐにダメ!と言うのではなく、こうした考えを知っておくということが大切なのではないかなと思います

小さな家事を子供にしてもらう

またモンテッソーリ教育では、普段の生活の中で必要なちょっとした作業を子供にやらせることの重要性も説いています!本当に些細な小さな子供が出来ることで良いとのことです

例えば、洗濯物を干す、取り込む、たたむ、お風呂を掃除する、野菜を切る、お膳立てをする、スリッパを整えるなど、なんでもOKとのこと!

大事なのは教える時に「ゆっくり丁寧に」「何度も」教えて、実際に子供にそれをやらせること

最初はすぐには出来ないかもしれないけれど、ゆっくり丁寧に教えてあげる

そうすると、一度やり方を覚えてた子供はもう間違うことはありません!とのことでした

逆に脱いだスリッパをうまく整えられない、牛乳をパックからグラスにうまく注げないと言ったことは、親が子供に「ゆっくり丁寧に」「何度も」教えてないから出来ないとも言っていました

確かに、大人からしたら見たままを真似すればいいのよ!と思ってしまうようなことばかりだと思いますが、それを蔑ろにしないで子供の目線になって丁寧に教えてあげることが大事らしいんですね

またこうした作業の中には「合わせる」「分ける」「集める」「比較する」など、子供の学びにとって重要な要素がたくさん織り込まれており、それらを通して自然と子供は考えて行動することを身に付けられるとのことでした

更に子供は大人がしていることに自然と興味を持つため、これらを繰り返してやることで、上述の①~④のステップも経験することにもなります

そのためモンテッソーリ教育では玩具を使った知育遊びだけでなく、こうした家庭内での仕事・役割を子供に与えて、子供にやらせることも非常に重要視しているんですね!

こうしたことを継続して実践してきた子供は、自然と自分の役割を理解して、周りを観察して、考えて行動するようになる!と聞くとなんだかそんな気もするな~と言う感じでした

それでは最後に、幼児期にモンテッソーリ教育を受けて、毎日、自分で考えて遊び、実行し、片づける等の一連の活動を通して自分のリズムでやってきたアコちゃんのエピソードをご紹介します

【小さいけど自立したアコちゃんのエピソード】

アコちゃんが通っていた幼稚園では、入園前から家庭でお母さんが子どもに自分でさせるようにと指導がありました。

洋服を自分で着る・脱ぐ・たたむ、靴を自分ではく・脱いでそろえる、おはしを使う、などでした。

アコちゃんのおばあちゃんは、毎朝アコちゃんが登園するようすを見ているとハラハラするそうです。

アコちゃんは、ゆっくりゆっくり「洋服を着て……、カバンにハンカチを入れて……」などなど、ブツブツとつぶやきながら自分で考えて準備しているのです。

たどたどしい手つきで自分でするのを見ていると、せっかちのおばあちゃんは、遅れやしないかとハラハラドキドキして、手伝ってあげたい気持ちをおさえるだけであぶら汗がでるというのです。

そのアコちゃんが入った小学校は私学で遠いので、朝は六時半に起きて七時二十分に家をでなければなりません。ところが、一回も起こされたことがありません。

自分でちゃんと起きて、サッサと順序を追ってすべきことをし、きちんとバス停へ向かいます。

ママは感心しています。二人の高校生のお姉ちゃんも、この小さな妹に感心していることがあります。

また宿題であわてたりしないというのです。

ちゃんとすべきことをやっている着実さに、二人の大きなお姉ちゃんも「感心しちゃうね」と話しているそうです。

アコちゃんは幼稚園時代の三年間、毎朝自分で考えて、自分のリズムでやりとおしたので、小学校に入って必要性を自分で判断できる年齢になったとき、自分で見通しを立て、自分でちゃんと実行できる力が自分のものになっていたのです。

ここのポイントは小さい内は、もちろん大人並みのスピードでやることは出来ないものの、それを子供のペースで考えてやらせることで、自分で考えて行動すると言う基礎が出来てくると言うことかなと思います。

大人がすぐに手をだして子どもの身代わりをしてやるのではなく、子どもが自分ひとりでやるには、どんな援助が必要かを考えて「子どもがひとりでするのを手伝う」ために大人が工夫し努力することが必要と著者も言っています!

子供がゆーっくりやっていたら、どうしたも手を出してあげたくなりますが、そこをグッと堪えて見守ることが大事なんでしょうね。

なかなか簡単なことではないと思いますが、私も上記で書いたようなことを意識してPちゃんの子育てが出来ればなと思いました(´・ω・)

最後まで読んでいただき有難う御座います!

では!また!!

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